公立病院のデメリット

①目標設定

 場所によっては、民間病院もあるのだろうが、公設公営の公立病院においては、すべての病院で上半期、下半期で目標設定を立てることになっている。当然、その目標設定に例えば研修参加などを挙げていたら、個人で研修に申し込み、参加する必要がある。なんせ、この目標設定と目標を達成できたかどうかの評価が賞与の額にかかわってくるので、割と重要。

②夜勤手当が安い

 公立病院の難点の一つ。民間であれば手当だけで、1万超える病院も少なくないが、公立病院については、概ね1万円以下。

③原則副業禁止

 原則とつけたのは、所属長に申請した場合にOKな場合もあるから。ちなみに投資関係はおおむねOKだが、不動産投資は規模によっては許可が必要になる場合があるし、管理を自分でするのはアウト(つまり不動産投資をする場合は管理を委託する必要がある。)らしいので注意。

④民営化

 実際に地元の病院が民営化されたことがあった。私の知る限りだが、看護師に対してとられた処置は以下の通り

 ・部署移動→待遇は今のまま公務員として同じ市内の他部署にうつる。当事者ではないので、詳細は不明だが、恐らく看護業務以外に携わる可能性が高いと思われる。

 ・新病院で継続して勤務→この場合、公務員という身分ではなくなると思われる。仮に新病院での給料体系に合わせることになると、高齢職員の場合は給料が下がる可能性が高い